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雪次郎の謎

 

 

「なつぞら」、まあまあ楽しく毎日見ています。

 

北海道編と東京編では温度差を感じてしまいますが、それでも楽しみにしています。

 

 

さて、最近の展開でどうにも理解できないところがあって。

 

 

それは雪次郎君です。

 

 

彼なぜ演劇の道に走ってあっさりとそれをやめたのか。

 

今一つ理解ができないんですね。

 

 

蘭子さんの芝居を見て役者魂に火が付いた、というのはいいでしょう。

 

その後、訛りに苦労しながらも声優としても認められた、というのもいいでしょう。

 

 

問題は、

 

蘭子は何のために雪次郎を家に呼んだのか。

 

 

この辺りから理解できなくなりました。

 

 

あの時、雪次郎が余計な告白をしなかったら蘭子はどうするつもりだったのか。

 

単純に芝居の打ち上げで終わったような気がしますが。

 

蘭子の眼中には明らかに雪次郎はなかった。

 

 

とすると、蘭子側には雪次郎を芝居から追い出す考えはさらさらなかったわけで、それは後に、あれは本気で言ったわけじゃなかった、という告白を本人が語っていることからも確実でしょう。

 

 

じゃあ、何で家に呼んだのか。また戻りますが、芝居の打ち上げ+雪次郎の成長を誉めたかったのでは。

 

というか、雪次郎の告白の後の罵倒自体もむしろ彼のさらなる成長を望んでのことのように聞こえたんですが。

 

 

つまり、雪次郎の目標が蘭子との共演というレベルではだめだ、というダメ出しだったと思うんですよね。

 

 

まとめると

 

 

@ 雪次郎を役者として対等と認めたがゆえに家に読んで打ち上げをしようとした。

 

A ところが雪次郎の告白と蘭子との共演が目標だったという発言。

 

B この発言自体が蘭子が雪次郎を自宅に呼んだ趣旨とは全く反する。

 

C 蘭子の罵倒はそれではだめだ、という叱咤激励。役者としてさらなる成長を望んでいた。

 

 

この後が雪次郎の謎の行動なんですよ。

 

 

何で役者辞めて北海道に帰るの?

 

 

たぶん、脚本家の意図としては、同時に東京に出てきた雪次郎となつの比較、目標を果たして北海道に帰る雪次郎と目標を果たしても東京で根付いていくなつとの対比をえがきたかったんじゃないかなあ、と思うんです。

 

これはもう一つの道「北海道に根付いて目標を果たす」というのがあり、これは天陽くんですね、これらそれぞれの対比となっているのではないかと思います。

 

 

が。

 

 

雪次郎が北海道に帰るきっかけがあの蘭子とのやり取りだと、雪次郎の意図がよくわからないんですね。

 

 

結局、蘭子と一緒にいたかっただけかよ、みたいに受け取れてしまう。

 

 

その後、雪月でバターサンド作ってたけど、あなたの芝居編は全くこのドラマには不要だったのではないの?

 

と声をかけたくなってしまう。

 

 

これは失敗だと思うんだよなあ。

 

 

東京で反対押し切って芝居や声優やったこととバターサンドにどういう関係があるのかわからないし。

 

 

 

ちなみに「蘭子」は「宮城まりこ」ですよね。

 

 

 

 

 

 

 

 


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