代々木ゼミナール 閉鎖校 津田沼 柏 大宮
ちょっとびっくりなニュースが。
あの代々木ゼミナールが平成27年4月から本部校(渋谷区)、札幌校、新潟校、名古屋校、大阪南校、福岡校、造形学校(渋谷区)の7校を除いてすべて閉鎖すると。
あの三大予備校といわれた代ゼミが。
一番規模が大きいだけに反動も大きかったか。
本部は残るとして、津田沼とか大宮とか柏って結構有名な存在でした。
それがなくなるっていうのは結構な衝撃です。
予備校の危機自体はずいぶん前から言われてきていて、一時期駿台予備校が危なかったんですよね。
で、結局、それまでの大量の生徒と先生と教室抱えてやっていくやり方から方向転換、衛星予備校やらDVD授業やらで人件費を減らし、中学受験や高校受験の学習塾と合併して大学受験以外にも手を伸ばしたりして何とか難を逃れてきた。
上場しているところもあるけど、受験産業だけでやってるわけではないですからね。
少子化にくわえて学校の増加があって、浪人という存在がもはや昔の3分の1とか。
ずいぶん世の中変わったものだと感慨深いですが、難関校に入りにくいのは変わらないわけで、この層をターゲットにしている限りは減ることはないでしょう。
むしろ中堅どころが入りやすくなっている分、代ゼミのようなとことが一番影響が大きかったのでしょう。
しかし、代ゼミって学校法人だし、中学受験のサピックスと合併してるので、今後もつぶれることはないのでは。
むしろ、今回の大英断でお荷物の浪人を切り捨てて中学受験から大学受験までの一貫校体制を作るのが目的なのではないでしょうか。
赤字にしかならない模擬テストだのセンター集計などもやめるわけで。こんなことは河合塾にやらせておけ、みたいな。
リストラされる講師300人、職員400人はたまったものじゃないでしょうが、意外に世ゼミ自体は長生きしていくような気がします。
あくまでも気がするだけですけどね。